2009年1月30日
そういうのは7番窓口だねー
と彼女は軽い口調で言った。
7番に行って9番行ったらの話だねえ、5番窓口はまだ出だし。
まだ出だしなの。
と彼女は言う。
細かいこと進めたら、もう会わなくなっちゃうんだよー寂しいねー。
寂しいでしょ。
そう言って席を立つと、何やら自分の仕事を進める、埋める。
私はカウンタで寂しくもないなと考える。
別に寂しくもないですよと呟く。
きっと彼女には聞こえてなくて、自分にもまったく聞こえてない。
彼女はとてもいい人だ。
外に出る。
電車に乗る。
百科年鑑を持ち歩く。
言葉がかわる。
いつもの遊歩道をゆきます。
犬のあれが多く転がっていて、別名「ウンチ通り」と呼ばれている道です。
道の脇、コンクリートの棚の上にランドセルが4つありました。
その傍らで、ちびっこ4人が相撲をとっているのです。
歩道の円形模様を土俵に見立て、
わーわーきゃっきゃっと奇声をあげて転げ回っているのです。
行司が2人もいるのです。
東京でこんな取り組みを見たのは初めてで、うれしく、年鑑も少し軽く思えました。
右の上手を取られて、すってんやられた小僧が叫びました。
おれ、つぎ白鵬!
ことばをひらく。
百科年鑑1992における「相撲」より、
特筆すべきことの抜粋。
『千代の富士引退、新時代へ 若貴フィーバー続く 琴富士、琴錦が連続平幕優勝 学生相撲は日大が王座奪回』
THE HIGH-LOWSの「十四才」より、
特筆すべきことの抜粋。
『リアルよりリアリティ』

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